http://nkst.jp/pc/index.php
先日第3回ケータイ小説大賞が発表されました。大賞を受賞したのはkikiさんが書いた「あたし彼女」という作品。
あたし彼女(kiki著)
http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001
ネットでずいぶん話題、というか叩かれていたので私も見てみましたが、最初はこりゃないだろーっ、って印象を持ったのが正直なところです。17ページでいったんギブアップ。でも「結構泣けた。」というコメントもあったので、最後まで読んでみました。そしたらほんとに泣けたー!
最初は読み難かったり、最後のほうはちょっと荒いなと感じたけれど、途中、文章が変わる部分があって、そこはすごくよくて、ぽろぽろ泣いちゃいました。
「ケータイ小説」って、新しいメディア、小説とは別のものだと思うと楽しるのでは? それに文学も言語も変わっていくものだということは否定できないです。例えば今の私たちには源氏物語の原文は読めないし・・・。新しいものが生まれる過程には必ず批判がつきもの。受け入れられない人がいるのも仕方がないし、人気なのもうなずける気がします。
何よりすごいのは瀬戸内寂聴さん。ケータイ小説大賞の名誉実行委員長。そして、自らもケータイ小説のサイト・
野いちごで「ぱーぷる」というペンネームで「あしたの虹」という小説を発表! 源氏物語の現代訳から、ケータイ小説まで・・・。まさに千年分の文学に精通した方です。
ケータイ小説のサイト・野いちご
http://no-ichigo.jp/
あしたの虹 ぱーぷる著
http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/89873?noichigo=6aei3gjp0i7hd6e55ardhd72qbefhl9d
早速出版もされてます。
あしたの虹 ぱーぷる (瀬戸内 寂聴)
ちなみに、ケータイ小説ですが、パソコンで読んじゃいました。